管理職者が直面する課題の本質で上げた3項目は、
そのまま、本来、管理職者が行うべき仕事、役割と考えることができます。
仕事を行うにあたっては、当然いろいろな課題は、発生致しますが、
下記に掲げました、「本来、管理職者が行うべき仕事、役割」をきちんと行うと、
前述でご紹介しましたような、
管理職者が直面する様々な課題例のような問題は発生せず、
生産性の高い仕事の中で発生する、
もっと前向きな建設的な課題に取り組むことができます。
◇管理職者の本来の仕事、役割
1.管理職者として、本来、今、自分が行うべき重要業務、
挑戦すべき業務を、意識的、計画的に日常業務に取組む。
2.目標や行動計画設定の際は、獲得すべき成果が、
得られると確信できるまで、考えて、考えて、考え抜く。
3.管理職者としての「DO」、進捗管理の内容を、良く理解し、実践する。
“管理職者として本来知るべきこと” “管理職者として本来行うべきこと”を、
学習し、自覚することにより管理職者は確実に成長します。
また、的確な知識や考え方、手順、方法を身につけることにより、
日常の職場のマネジメントを効率的に行えるようになり、
管理職者として確実に成果を上げることができます。
具体的には、管理職者の主要な仕事である
『部下の指導育成、担当部署のPDCA推進』において、
「管理職者として知るべきマネジメント上の実務事項、経営的な考え方」を身につけ、
「管理職者として本来・今・行うべき仕事」、「管理職者として獲得すべき成果」、
「管理職者として行うべき進捗管理」を見える化し、取り組んでいくことが必要です。
NPO法人マネジメントスクールが主催する研修内で、
実際に取り組んだ方々からは、下記のような声を頂いております。
【受講者の声 40代マネージャー】
部下とコミュニケーションをとるのが苦手だったのですが、
6ヶ月後に部下育成によって獲得すべき成果や
毎月の部下の育成計画を明確に設定し、
研修で習ったように意識的、計画的に
部下とのコミュニケーションをとるようにしたところ、
部下のモチベーションが上がり、仕事に意欲的に取組むようになりました。
今は、確信を持って、部下の指導・育成が実践できるようになりました。
【受講者の声 30代課長】
部下に仕事を与えて、与えた仕事ができた段階で、チェックを行い、
できていないことを指摘するのが、上司の仕事と思っていました。
部下に仕事を与えて、その仕事ができるまでの間で、
部下の業務遂行能力向上のためのアドバイスや
モチベーションアップのための声掛けを、
日々行うのが上司の仕事と研修で習い実践したところ、
部下の仕事上のミスも減少し、モチベーションも良好な状況が続いています。
【受講者の声 40代課長】
「目標設定や行動計画設定の際は獲得すべき成果が明確にイメージでき、
確信できるまで、考える」、「いつまでにという仕事の期限を守る」、
「部下の仕事の進捗管理を厳格に行う」
このような本来の管理職者としての仕事を実践することにより、
意識的、計画的に成果を獲得できることを実感しました。
【受講者の声 30代リーダー】
6ヵ月後に獲得すべき成果を明確に設定し、それを毎月の行動計画として落とし込み、
進捗状況を毎月管理することにより、
成果として獲得できたこと、できなかったことが明確になりました。
6ヵ月後に振返ってみると、獲得すべき成果を常に考えて仕事をすることにより、
ムダな仕事をせずに、効率よく仕事を行っていることに気づきました。
【受講者の声 30代チームマネージャー】
今までは部下に対して仕事の指示【PLAN】と、
でき上がった仕事に対するチェック【CHECK】だけを行い、
【DO】として本来行うべきである
部下の日々の仕事の進捗状況の確認を全く行っておらず、
部下を放置していたことに気づきました。
管理職者として、本来行うべき【DO】を行うようなって、
部下のモチベーションや、仕事の能力が向上し、
チェック【CHECK】での不具合も激減し、改善【ACTION】も進むようになりました。
【受講者の声 30代課長】
「全体の利益を踏まえて、自部署が行うべきことを自ら考え、目標を設定する」、
「目標設定の際は獲得すべき成果を明確にする」、
「いつまでにという仕事の期限を守るための進捗管理を厳格に行う」
このような本来の管理職者としての役割、責任を、
日常の仕事を通して学習し、実感として、認識しました。